【金山城】

●1336年(建武3年)に佐野義綱が新田庄の新田城を攻め落としたという記録がある。この新田城が新田義貞に
 よって金山に建築されていたのではという説があるが、最近行われている発掘調査ではその時代の遺構や遺物
 は検出されていない。ただし城郭遺構の保護との兼ね合いのために万全な調査ができていないという一面もある。

●1469年(文明元年)新田一族であった岩松家純によって築城される。
 以降、1528年(享禄元年)に由良成繁・国繁親子、1584年(天正12年)には北条氏と主は変わったが、上杉
 謙信の攻撃を退けるなど、関東七名城の一つとされる。

●1590年(天正18年) 豊臣秀吉の小田原征伐の際攻撃を受けて落城、こののち廃城となった。

●1934年(昭和9年)12月28日に「金山城跡」(かなやまじょうあと)として国の史跡に指定された。
 現在は、いくつかの遺構をもとに、公園として整備されている。

●2006年(平成18年)4月6日、日本100名城に選定された。